クライミング

あしたのクライマー(あすクラ)・第一弾

shakujii

2021年5月29日 参加者12人

7:30 高麗駅/8:10 日和田山登山口集合
8:15 ~ 12:30 登山口前広場にて以下のガイダンス、実技講習を行いました。


 自分の安全は自分で守ること。に従って、「なぜ」「いま」「ここで」「この技術」が必要なのかを考えること
 ギアの装着、支点の構築、セルフビレイのとり方
 懸垂下降およびバックアップのとり方
 リードのビレイ方法
13:15 ~ 17:30 女岩に移動し、以下の実践講習を行いました。
 急斜面での、懸垂下降およびバックアップ×2回以上
 リード、フォローでの支点構築、フォロワーのビレイ(佐さん⇒岡さん、新さん)
 女岩南面2 ルートでのクライミング
 女岩南面での懸垂下降およびバックアップ(秋さん、草さん、米さん)

全体を振り返って

 今回は、お互いに分からないことを話し合える時間があったので、多くの気付きがありました。なかでも、「こんなことは当然分かっているだろう」という思い込みが一番いけないということを、改めて気付けたことが成果です。カラビナの持ち方・扱い方、ロープの持ち方・扱い方、スリングのまとめ方、ギアの携行の仕方など、ちょっとしたコツが分からないと、動きがぎこちなくなり、意外なところで時間がかかってしまいます。また、登山口広場の東屋は実技講習に最適でした。柱やハリなどを活用すれば、支点、セルフビレイ、懸垂下降、リードのビレイなど実践さながらの実技講習ができますし、岩場と異なり、十分なスペースがあるので10名程度の講習でも、余裕をもって行えます。熱心に取り組んでいただいたみなさん、ありがとうございました!是非、自分なりのベストな方法を見つけてください。(進)

参加者の感想

○あすクラのネーミングは親しみ易さを感じます。最初は岩場には行かず、平坦な広さが確保できる、登山口近くの東屋で支点確保や懸垂下降システムなどを繰り返し教わり良かったと思う。初心者には、基本的なガイドマニュアルを用いた座学講習をしてほしい。道具のネーミングや使い方、クライミングのシステム、ロープのよく使う結び方、カラビナの種類等、計画書にスリングやカラビナを用意してと言われてもいろいろな種類があり、まずはどんな物を購入すればよいかわからない。お店に有るものを購入してしまう。(杉)
○あすクラ第一弾、日和田山でのクライミングのガイダンス、そして実践と楽しい一日を過ごすことが出来ました。初めての方も岩場をスイスイ登って行くのには驚きました。何回となく、クライミング実践編には参加しておりますが最後まで登ることが出来たのは、初めてでした。参加した方々が全員最後まで登れるレベルには感心するばかりです。やる気のある人が集り、熱気と気合と情熱があふれた一日でした。ご指導を頂き、有難う御座いました。あすクラ第二弾を楽しみにしております。
(茂)
○昨年の体験クライミングから2回目のクライミング講習でした。今回は安全にクライミングをするための大事な基礎を丁寧に教えていただき、大変勉強になりました。進さん、佐さん、他皆様ありがとございました。お疲れ様でした。「あすクラ」第2 弾を楽しみにしています。よろしくお願い致します。(米)
○進さん大変お世話になりました。参加して頭に残っていることを書いてみました。
■自分の安全は自分で守る
セルフビレイが確実であれば自分の命が自分で守られている。つまり、このセルフビレイをする意識と行動が「自分の安全は自分で守る」という事のひとつだと思いました。
■ビレイの練習 パートナーの命を守るためにギアを正確にセットして、正しいポジションを尽くすことがパートナーの命を守るために必要だと思いました。また、岩には欠損や崩壊などの危険があるので行動の結果を予測することが大切だと思いました。
■マルチピッチクライミング
複数のピッチに分けてクライミングするマルチピッチクライミング、2 人1 組で、リード(トップ)とフォローを繰り返しながら登っていくしくみを佐々木さんに教えていただきました。リードは登りながら上にロープを延ばしていき、ピッチの終了点で次に登ってくる人のフォローを上からビレイ。複雑なシステムはすぐには覚えることは無理ですがまた機会があれば安全な場所で練習したいと思いました。その他、クローブヒッチで仮のセルフビレイを取る、下降器やロープの取り扱い、懸垂下降のときの「バックアップ」。バックアップは下降器の下が望ましく、フリクションヒッチはマッシャーを使うことが多とのこと。理由は、ロープがスムーズに流れる。なども教えていただきました。久しぶりに外岩を登り、岩を感じる事が出来た有意義な1日でした。進さん佐さんありがとうございました。(岡)
○2年ぶりのクライミングトレーニングで、ロープワークやビレイなど確認することができました。沢登りに行きたいので、懸垂下降を実践できたことが良かったです。(草)
○岩にはずっと違和感を持っている。近よりたくないが今後の山行をより楽しむためにクライミング体験ははずせない。よいチャンス!午前中のガイダンスは午後の実戦で正しい知識と習得の大切さがよく分かった。岩に手を掛けると怖さは二の次。持つ岩を決め足指の位置を見きわめ呼吸を整え、一気に立つ・・・装備はすべて現地で借り・戻す会員冥利に尽きる待遇に手を合わせました。とても神妙な心持ち、岩の下から見上げた青い空にトンビが円を描いて飛んでいる。次回からの山行へ繋げていこう。(貝)

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石神井山の会
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山岳会
練馬区石神井公園を拠点に活動する山岳会です。安全で楽しい登山を目指し、ハイキングから縦走、クライミング、沢登りなど、オールラウンドの山の会です
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